樹木剪定

6月に入り、樹木が一斉に枝を伸ばし、鬱蒼とした趣になってきました。この時期になると、植木屋さんは大忙しで、個人住宅や公共施設などの植栽がある場所に、植木屋さんが活躍しています。三条市は加茂市に近い保内という地域で造園業が多く、道の駅として「庭園の郷 保内」とういう施設や、熱帯植物園もあります。
以前は、極楽寺も保内の植木屋さんが剪定など樹木の管理をしていましたが、体調を崩され、今は栄地区の石翠園さんに管理一式をお願いしています。
17日から石翠園さんが来てくれて、樹木の剪定作業を行っています。今年は、黒松剪定年にあたり、作業量が多く、3日間の予定です。
剪定が始まった17日から大変暑くなり、真っ黒に日焼けしながらの作業となりました。一年でこんなに伸びるのかと驚くほどたくさん枝を切り、どの木もさっぱりとして、暑い夏を迎える準備ができたよ、と言っているようです。
黒松剪定は、木の上までクレーンを伸ばし、作業をします。上から目の前の枝を見て作業するのですが、出来上がりの全体を想像をしながら枝を切っていくようです。難しい作業だなぁといつも感心してみています。植木屋さんは高齢の方が多いという印象ですが、石翠園さんは若い職人さんが多く、こちらの要望を聞いてくれ、またこんな形はどうかと提案もあり、助かっています。黒松の枝を慎重に落としていきます。


黒松は、1月の重い雪で一番上の枝が折れ、全体のバランスが崩れたため、思い切って枝を刈り込むことになりました。一日の作業では終わらず、左側下部の枝は、月曜日に持ち越しとなりました。それでも、上の写真と比べるとずいぶん軽くすっきりとした雰囲気になりました。百日紅の足元に切った枝がまとめられていますので量が想像できると思います。


極楽寺は、庭がなく植木が少ない方だと思いますが、それでも全部の手入れをするわけですから、3日間は必要なのだと思います。どの木も伸びた枝や、不要な枝を切り落とし、大変さっぱりといたしました。

この作業が終わると極楽寺は夏の行事に入ります。最初は、今月20日の永明地蔵尊祭礼「地蔵様まつり」です。雨が降らなければ参道脇の地蔵様前で法要を行う事になります。丁寧に作業をして頂いたきれいな樹木が皆様をお迎えすると思います。大勢の皆様のお参りをお待ち申し上げております。