春間近

日本海側は今晩から大荒れになり、明日からしばらくまた寒気が南下して吹雪になる予報です。これが最後の寒気になればいいがと思うのですが、そんなに簡単に冬が終わらない事は、雪国の住民は覚悟しています。ただ、日暮れが遅くなり、お天気の日にはきれいな青空が広がるようになりました。一日中鉛色の空で、降るのは雪かみぞれというお天気とは少しずつ変わってきました。春に向かい、三寒四温という言葉が当てはまる気候になってきました。

そんな春を感じさせる風景が広がっていましたので写真に撮りました。25日(月)の午後の風景です。三条は少し車を走らせると、こんな風景が広がっています。春近い雪原の風景をお楽しみください。

左奥に見えるのが弥彦山です。田んぼに雪が積もり、よく晴れた早朝など「凍み渡り」ができそうです。凍み渡りが出来るのは、体重が軽い子どもの特権ですね。子どもの頃、田や畑に積もった雪が凍っている場所を遊びまわった記憶があります。今は温暖化で中々凍み渡りが出来る程冷え込みません。それにそんなことをして遊ぶ子どももあまり見ないような気がします。こんな風景を見ると、凍み渡りの時の、時々ズボリと雪に足を取られたりしながら恐る恐る、でもワクワクして遊んだのを思い出します。

とてもいいお天気だったので、逆光でしたが、スマホで太陽を撮ってみました。2月から3月にかけて、こんないいお天気の日は、白鳥の北帰行が始まります。新潟では、瓢湖が有名ですが、佐潟や近い所では三条市下田地区にも白鳥が渡ってきます。真っ青な空の高い所を、編隊を組んで跳んでいく白鳥を何度か見ることができます。カーカーと高い声に気づき空を見上げると、白鳥がいるという風景も、雪国ならではでしょうか。