結縁交名(けちえんきょうみょう)

浄土宗は、来年開宗850年を迎えます。
宗に於いて、或いは各総大本山に於いて、或いはそれぞれの寺院に於いて開宗850年をお祝いして行事などを行います。極楽寺でも、記念事業として涅槃図修復を進めております。
この度、浄土宗に於いて慶讃事業として、令和版結縁交名を行う事になりました。
結縁交名とは聞きなれない言葉です。結縁とは縁を結ぶこと、交名とはお名前を頂く事、だそうです。
浄土宗を興された法然上人は1212年正月二十五日にお亡くなりになりました。
法然上人の第一のお弟子様である源智上人は、「浄土宗のためにお言葉を遺してください」と、師にお願いしお書き頂いたものが、私たちが大切に読み継いでいる「一枚起請文」です。
一枚起請文の日付は「建暦二年正月二十三日」となっておりますので、お亡くなりになる二日前に記されたものです。
源智上人は師のご恩に報いるため、一周忌迄の間に阿弥陀如来立像の建立を発願されました。無事に大願成就したその阿弥陀様の中には、四万六千名のお名前が書かれている結縁交名が納められておりました。
今回の開宗850年にあたり、令和版結縁交名を行い、大勢の皆様からご縁を結んでいただき、来年の本山法要の際にお納めする事になりました。
極楽寺では、今月15日に皆様に発送いたしましたので、どうぞ皆様のお気持ちをお名前と「南無阿弥陀仏」に込めて頂きたいと思います。
この画像は、皆様にお送りしたリーフレットと、交名用紙です。
記入の際はお手を合わせてお十念をして(なむあみだぶつと10回お唱えする)からお名前を記入し、なむあみだぶつ・南無阿弥陀仏のどちらでもよろしいのでなぞって下さい。


源智上人が建立された「阿弥陀如来立像」についての詳細な解説を浄土宗で動画にいたしました。リーフレットのQRコードをスマホで読み取ると、視聴できますが、パソコンからは見ることが出来ません。
23日のお彼岸中日に動画を大きな画面で視聴できるようにいたしました。どなた様も是非ご覧いただきたいと存じます。
放映時間は次の3回です。是非お参りの際にご覧いただきたいと存じます。
①8:30~9:10 ②10:30~10:50 ③11:30~12:00

大勢の皆様からご縁を結んで頂けるようにと願っております。何卒宜しくお願い申し上げます。