小春日和

11月というのに、このところ小春日和のお天気が続いています。

雪が降る前に、冬囲い・消雪パイプの調整などあちこちで冬支度が見られますが、そんな作業もこのお天気で捗っているでしょう。極楽寺の冬囲いや消雪パイプのチェックはまだですが、雪が降るまでには作業を終わらせる予定です。

お天気続きで、平野部に降りてきた紅葉が素晴らしい色合いを見せていますので少しご紹介します。

この2枚は、市街地から少し離れた農村部の村道の景色です。朝日に映えるモミジが見事です。下の写真では生垣にモミジが散って赤く見えると思います。当然地面にもたくさん落ち葉が敷き詰められていますので、このお宅ではこれから落ち葉掃きで忙しい事と思います。美しい景色も、手入れをきちんとしていればこそ美しさを愛でることができるものです。そのご家庭の手入れに感謝です。


次は、極楽寺境内の景色をご紹介します。墓地の一番奥、ロイヤルホテル側の2本です。前回はまだ全部色付いていませんでしたが、今日見たら完全に真っ赤になっていました。地面に落ちる葉っぱも美しく、写真に撮りました。隣の山茶花もたくさん花を付けています。


墓地の写真をももう少し紹介します。最初は、10月にもご紹介した桜です。このところのお天気で花がたくさん咲いています。真っ青な空に、ほんのり薄いピンクがはかなげで、春の桜とは趣が違いますが、これも素敵なものです。次のお墓の写真は、あまりに見事な黄色の小菊が供えてあったので写真に撮りました。このところお墓を見て回っていると、各ご家庭で育てていた色とりどりの菊を御供えしているお宅が多く見受けられます。作りこまれた花束ではなく、家に咲いているいろいろなお花を束ねてお供えくださっていると、きっとそのお墓に眠っておられるご先祖様も懐かしく喜んでおられるだろうなぁと微笑ましく見ています。こちらの写真の左に見える小さな石塔が、三条市で一番古いお墓とされているものです。
次は夏にお供えした鶏頭の種が落ちてそこから芽を出し小さな花を付けている写真です。毎年気を付けて見回っていると何本か見つけるのですが、今年はこれ1本のようです。



参道の入り口では、石蕗が咲き始めました。この場所は日当たりが悪く花も小さく咲くのも遅いのですが、この花が咲くと冬がすぐそこまで来ていると感じるものです。地味な花ですが、見つけると嬉しくなる花の一つです。

玄関前の枝垂れ桜の葉もだいぶ落ちてきました。来年3月までゆっくりお休みです。

お天気続きでありがたかった11月の前半でしたが、明日の午後から崩れ明後日には気温が下がって来るようです。どなた様も風邪など引かぬよう、お気を付けてお過ごしください。