令和2年 年末法要

令和2年も大晦日を迎えました。

日本列島が冷凍庫に入ったようで、何年かに一度という寒波が襲ってきています。新潟県に大雪の予報が出ていますが、今のところ三条市はうっすら雪化粧といった雰囲気です。しかし、気温が低く、最高気温が1度ほどしかなく、凍えそうです。今朝、写真を撮りました。この程度の雪で終わってくれればありがたいのですが、予報ではまだこの寒気団は居座るようで、県民は覚悟して過ごしています。

極楽寺では、新年の準備として、仏様がいらっしゃるところに、松や千両・ゆずり葉を飾り、鏡餅をお供えします。その飾り付けが終わった本日午後3時から年末法要が行われました。

例年は、帰省されたご家族も一緒にお参りされるご家庭が多いのですが、今年は極楽寺も含めて、家族が帰省できない年末となりました。ご参詣のお客様も少なかったのですが、この一年の最後に、声を合わせてお念仏し、来る年の安寧を祈りました。

法要では、住職が、今年の第一周忌から第百回忌までの年忌のご法名をお読上げし、参加者一同でお十念をいたしました。コロナ禍で親戚縁者を集めてのご法事を勤めることができなかったご家庭も多く、だからこそ、という気持ちで住職は心を込めて力強く読経させて頂きました。

いつか終わるこのコロナ禍ですが、それがいつになるのか、どういう形なら終わるのか、まったく見当もつかない状況です。私たちに出来ることは、気を緩めず、自分は大丈夫と思わず、基本を守り抜く。手洗い励行、マスク着用、三密回避などをしっかり守り、自分をそして周りの人を守るために頑張りぬきましょう。

令和2年の極楽寺行事は、新型ウイルス感染予防という観点から進めたものばかりでした。今までと違う形で進めた行事が多く、皆様にとって戸惑う事も多かったと思います。何とか行事を続ける、そのためにはどうしたらいいのか、と考えながらの日々でした。それでも、多くの皆様からご参加いただきましたこと、誠に有難く、心より御礼を申し上げます。

感染者が増え続け、まだまだ予断を許さない状況ですので、来年も今年同様に試行錯誤しながら行事を進めることになると思いますが、本年同様、大勢の皆様のご参詣をお待ち申し上げております。

大変な寒さの中の大晦日となりました。皆様お体を大切にされ、良い年をお迎えください。