プロ野球開幕

6月19日、新型コロナウイルス感染症のため遅れていたプロ野球が開幕しました。

プロ野球は、普段はそれほど熱心に関心を持っているわけではなかったのですが、今まで普通に行われていた大切な一つが戻ってきたような嬉しい気持ちで開幕のニュースを見ました。

昨日の読売新聞朝刊に、日本野球機構とJリーグの「新型コロナウイルス対策連絡会議」の専門家チーム座長である、東北医科薬科大学特任教授の、賀来満夫(かくみつお)先生が開幕に当たり、メッセージを寄せていました。素晴らしいものでしたので、ご紹介します。

不確定要素と向き合いながらの船出にあたって、選手や関係者、ファンへのメッセージです。

「私たちは皆、海図がない中で海に出て行くことになる。ファンの方には、その途中に起こる色々な困難も含めて応援してもらいたい。スポーツを楽しもうとする国民、プレーする選手、マネジメントする球団、支援する私たち。皆で、行き先を考え、海図を、道を作っていくんだという気持ちを持っていただきたい。長い道のりを、共に乗り越えていきましょう。」

京都大学の山中伸弥教授はこの新型コロナウイルスとの闘いを、ご趣味の「マラソン」に例えて、長い闘いに息切れせぬよう一致団結して走りぬきましょうとおっしゃっています。

賀来先生もスポーツマンで、長崎大学時代まではサッカー選手だったようです。この感染爆発で国民が抱いている不安感や閉塞感を取り払ってくれるプレーを期待しているとおっしゃって、コロナ禍にある国民と寄り添うスポーツに期待を寄せていらっしゃいます。

誰も経験した事のない、答えを誰も知らない、海図のない航海をどう進んでいくか、その先は必ずよい道であるようにと願いながら、今年はプロ野球やJリーグを観戦した行きたいと思いました。