パッションフルーツ

今日は珍しい果物を頂きました。仏様にお供えしてからおさがりを頂きます。この写真を見てわかる人は、トロピカルフルーツがお好きな方でしょう。

パッションフルーツだとの事。家庭菜園でぐんぐん伸び、見事に実った果実です。「パッションフローラ エドゥリス ルビースター」という品種だそうです。どんな味がするか楽しみです。このお仏壇は、寺のご先祖様の御位牌を並べてありますので、御内佛(おないぶつ)と称する場所です。先代の寺庭である義母は楽しい人でしたから、きっとその姑であったおばあちゃまと、「なんか珍しいのが上がったよ。これ、なんだろうねぇ?おばちゃま食べてみるかね」などと楽しい会話をしている事でしょう。

今、お彼岸のお申し込みが始まっていますから、あまり寺の外に出ることがあまりありません。萩が咲きましたから少し切って活けてみました。枝を切って戻るとき、ふと参道の脇を見たら、珍しいものが生えていました。
これは、ローズマリーです。時々お肉を料理する時使うのですが、寺にはないので、お檀家様の庭の(上のパッションフルーツを頂いたお宅です)枝を少し頂いてきます。ハーブは強い木で枝を花瓶にさしておくと根が生えてきます。一回頂くと、残りを花瓶にさして何回か使っているのですが、たまたま空いた場所があったので、植えてみたところ見事に根が付いて大きく育ちました。次回からは、自前のローズマリーで料理が出来そうです。

こちらは、モミジです。昨年、旧小山屋旅館さんが取り壊しになった時、秋になると見事に色づくモミジも伐採されてしまい、ちょっと残念でした。その場所にあったトクサをここに移植しましたので、その時に、紅葉も一緒についてきたようで、見事に育っていました。大きくなったらもっといい場所に移して、紅葉を楽しみたいと思います。

極楽寺は庭もなく、緑の少ない寺ですが、こんな風に少しずつ楽しみが増え、有難い事と思います。