秋季彼岸会法要 第二部彼岸供養 動画でご紹介

秋彼岸法要の第二部をご紹介します。

例年は、第一部の付回向と第二部の彼岸供養は連続して行い、ご参加の皆様は、最初から椅子に座って法要にご参加いただいておりました。この場合1時間を本堂で密になっているため、コロナ禍においては避けるべき条件に当てはまっておりました。

そこで、法要を二つに分けて、参加者に分散頂くことになりました。また、彼岸供養も椅子に座ってずっと読経を聞いている場面を避けるための方法として、経木灌頂を初めて行いました。本堂で僧侶による秋彼岸法要の読経が続く中、ご参加の皆様は、本堂に入ったらすぐに経木灌頂を受けその経木を持ってご焼香する、という滞留を避ける方法を取らせていた来ました。

特に経木灌頂は、初めての試みで、皆様戸惑っておられたようですが、厳守な面持ちで洒水をお受けいただきました。

秋彼岸の特徴として、実りに感謝するという事で、農家のお檀家様が仏様の御供物としてお上げ頂いたお米を「佛供米回向(ぶっくまいえこう)」として法要の最初に行います。今年も、春先の低温、その後の長雨、そして収穫期である9月の40度を越える高温という、農家の皆様は大変なご苦労がありました。そのご苦労の末の実りを頂戴する事への感謝を込めて、住職がご回向申し上げました。

その後、総代様よりご焼香いただき、続いて皆様から順番にご焼香を頂きました。焼香盤の前が混雑しそうな場面では、待合所で少し待機して頂きました。皆様のご協力で混雑することなく、静かな中にも、厳粛なうちに秋彼岸法要を執り行うことができました。

このコロナ禍の大きな特徴は、予定計画が立てにくい事でございます。すべては感染状況に左右されます。次の極楽寺の行事は年末法要と年始法要、そして3月の春季彼岸会法要です。感染が下火になり、無事いつもの形式で実施できるのか、それとも、まだ不安が残り実施方法を模索しながら進めることになるのか、予想もつきません。このブログや、毎月お送りする華頂誌のお便りで実施方法をご案内する予定ですので、ご覧いただき、ご参加下さいますようお願い申し上げます。

これから季節は移り、秋から冬へと向かいます。感染予防を取りながら、少しでも日常が戻ることを念じて過ごしたいと思います。皆様もどうかお元気でお過ごしくださいますよう、お祈り申し上げます。