寒波

昨年12月に1回目、お正月に2回目、そして昨日から3回目の寒波が襲来しています。今回の寒波が一番気温が低く、連休中居座る様子です。昨日一都三県に緊急事態宣言が発出され、不要不急の外出をしないようにとアナウンスされました。新潟では違った意味の不要不急の外出を控えるようにと、朝からニュースで告知され、画面の周りにテロップが流れています。

確かに昨日午後からの暴風雪は、言われなくても出歩けない、という猛烈なもので、住職は飛びそうなものを片付けるのに大変でした。朝起きたら、参道が松葉でいっぱいです。2回目の寒波の際に降った雪は、昨日までに減ったのですが、今朝から本格的な降雪(これは積もるぞ、という印象)になり、参道の消雪パイプが大活躍しています。

三条市内の幹線道路は消雪パイプが敷設してある場所が多いのですが、ポンプから遠い場所などは、地下水が届かず、消え残りが多いものです。お寺の前の寺町通も、4年前にパイプを新しくしたのですが、末端の場所らしく、水の出が悪く、すでに消え残りが多くなっています。右の塀の内側が極楽寺墓地になります。これから降り続けると、圧雪状態になり、また通行困難になるでしょう。

三条市の消雪パイプの敷設は、重要幹線道路は市の管理ですが、街の中の道はその周囲に居住する市民が管理しています。敷設工事や修理の費用は、市の補助はあるものの、基本、住民負担です。修理も毎年管理費を積み立てて行っています。水の出のいい場所と、寺町のように、出にくい場所で不公平感はあるのですが、これも仕方がない事と皆さん半分諦めの境地で降り積もる雪を眺めています。

今日は、本堂の屋根の状態をご紹介します。極楽寺の本堂は広い面が南と北に面しています。南は墓地側、北が庫裏側です。南は日中、太陽が当たれば自然に落下します。北側は落下せず、途中の屋根に引っかかりたまります。この雪が多くなると、大屋根からの雪も堰き止めてしまうので、雪下ろしをお願いすることになります。雪下ろしをした場合、大屋根の雪を捨てるために、中庭を空けておく必要があります。2018年の大雪の際は、中庭が下した雪でいっぱいになり、植えてあったモチノキが折れてしまいました。今年はどうなるか、これまでのように、降っては消えという具合に、間隔を空けて降ってくれればありがたいのですが、人間の都合よく降ってはくれないので、ある程度は覚悟して過ごしています。

本堂の屋根に氷柱ができていました。例年氷柱は日中気温が上がり、朝晩は冷え込む2月ごろに大きくなるのですが、今年はすでに1月初めから出来ています。明日の最低気温はマイナス5度、日曜日はマイナス7度の予報が出ています。一層氷柱も伸びて行きそうです。日中も気温が上がらず、外で仕事をする方には過酷な環境となっています。

新型コロナも猛威を振るい、寒さや雪も近年ないほどのレベルになっています。どなた様も、お気をつけてお元気でお過ごしくださいますようにとお祈りします。