台風一過

台風19号が甚大な被害をもたらしながら駆け抜け、台風一過の青空が広がっています。

新潟県内も、阿賀野川や信濃川上流で被害が被害が出ています。

三条は今のところ大きな被害がないようです。大変ありがたい事です。千曲川や阿武隈川の破堤の様子を見ると、平成16年7月13日に起こった7.13水害を思い出します。

あの時は、24時間降水量474ミリ(笠堀ダム)を記録し、市街地の西裏館消防本部で228ミリを記録しました。雨は、7月10日から7月14日まで降り続き、その中で水害が起こったわけです。13日午前中サイレンが鳴り、笠堀ダムの放流を知りました。極楽寺は右岸にあります。同じく右岸の木戸商店街ではすでに越水が始まっており、TVニュースにも冷蔵庫が押し流される様子が映し出されました。しかし、実際にはそのころ諏訪地区の左岸が破堤し、五十嵐川の左岸である嵐南地区が三日間にわたって水没したという大災害が起きたのでした。亡くなった方は9名、10,935棟が被害を受け、7,511世帯が被災しました。その後の復興にいたるまでのご苦労は、大変なものでした。

今、まさに千曲川や阿武隈川、他にも中小河川で同じ状況が起こっています。一刻も早く市街地への流入が治まり復旧復興への道筋ができますようにと祈るばかりです。

極楽寺では、ほとんど被害がなく、強風にあおられたお塔婆もお墓にきちんと立っております。台風一過の青空に糸ススキが揺れています。墓地は何度か除草剤を散布しますが、それでもお供えしたお花から種が落ちて、健気に可愛い花を咲かせます。ミニ鶏頭を見つけましたので、写真に撮りました。