令和7年新盆施餓鬼法要

本日、新盆施餓鬼法要が行われました。
朝は少し曇り、昨日の刺すような強い日差しは少し控えめになっていました。

それでも暑さは変わらず、午前9時には32度までになり、各所に配置した扇風機の風を受けても汗が出ました。
本堂では、設えが整えられ、お花や、野菜果物、御霊供膳もお供えされました。


この度の法要は、猛暑の中という事で、変則的な進め方をさせて頂きました。ご回向が終わりご焼香を頂いた御家族より、ご帰宅頂くという方法です。
わざわざお越しいただいた皆様に失礼ではないかという事も考えましたが、猛暑の中で、法要の終わりまでお待ちいただく事がとても心配であったために大変心苦しい事ですが、このような形を取らせて頂きました。
法要の始まりに、住職が施餓鬼法要の言葉を読みあげ、新盆の思いをお伝えしました。

この頃は後ろには、ご参加の皆様に全員ご着席頂いております。

順番にご回向が進み、お読上げしたご家族様からご焼香を頂きます。

そしてご参列の皆様の後半部分になると、早めに終わられた方はご帰宅になり、本堂の座席に空席ができてきました。

このような変則的な方法を取ったのは、令和3年以来、2回目です。危険な暑さの日々が続き、扇風機だけでじっと我慢頂くにも限界があるような気がいたします。
毎回このような形を取ることはないとは思いますが、自然が過酷になり「今まで通りに行う」という事よりも、その状態でより良い方法を探す、と考えて行かなければならないと、この度の気候で痛感いたしました。
ご参列の皆様には、猛暑の中お越しいただき、誠に有難うございました。
新盆施餓鬼法要を行い、御精霊様をお迎えする準備が整いました。
お参には、懐かしいご自宅へ胡瓜の馬で急いでお越しください。お盆の間ご家族の様子を眺めお過ごしください。そして、16日にはゆっくりと茄子の牛で極楽寺までお帰り下さい。
極楽寺では、15日夜に墓地の花片づけなどの清掃を行い、お墓を綺麗にしてご精霊様をお待ち申し上げます。
御精霊棚を見本に飾ってみました。

それぞれのお宅でどんな棚飾りがされますでしょうか。お棚参りで住職と副住職がお邪魔して楽しく拝見させて頂きます。
まだまだ暑い日が続くようです。皆様ご体調にはくれぐれもご留意され、ご無事でお過ごしください。