五月

風薫る五月が始まりました。

新型コロナウイルス感染症の変異ウイルスの拡大が止まらず、全国で感染者が急増しています。医療体制も逼迫の度合いを増し、ニュースで見る映像の向こうから、必死の治療や看護を続ける医療関係者の悲鳴が聞こえるようです。私たちはそのご苦労に応えているか。街の人出を見るにつけ、今一度、全国民が気を引き締めて行動すべき時だと思うものの、それぞれのご事情や思いがあり、一律にはいかない事もあります。対策を一律に行える国が幸せかどうかも分かりません。笛吹けど踊らずの方が暮らしやすく住みやすい国なのかもしれません。

一筋縄ではいかなウイルスを前に、答えのない問いを繰り返しています。

さて、五月になり、新潟では田植えが始まりました。昨日車を走らせていたら、田植えを家族で作業をしているところに出会いました。例年この連休は田植え連休となり、家族親戚総出で行ったものです。しかし昨年、今年と二年連続で、田植え帰省はしないようにとの県からのアナウンスがされています。機械化が進み人手はいらなくなりましたが、こまごまとした作業は多く、やはり手伝いは多い方が助かるのが農作業です。この写真のように若者が手伝っている風景を見るのは、とても微笑ましく感じます。賑やかに作業をしている、会話が聞こえるようです。

強い風に吹かれて倒れそうな頼りない苗が収穫を迎えるまで、農家の方々のご苦労は続くと思いますが、無事に収穫を迎えられるようにと祈る日々です。