お念仏で締めくくりました。

疫病退散祈願祭の様子を動画3本でご紹介しました。
これはお地蔵様の前の祈願が終わり、本堂に戻ってからの様子です。
御本尊様に、本日の疫病退散祈願法要の無事に執り行われたことをご報告し、極楽寺僧侶三名で声を合わせてお念仏をいたし、祈願祭を締めくくりました。

極楽寺では、4月末から、皆様と共にお称えするお念仏を、朝7時50分から5分間行っています。
4月ごろは人と人の接触が厳しく制限され、不安な気持ちをどなたとも共有できない苦しい日々でした。そこで、住職と相談して、「毎朝、5分間のお念仏をご一緒にいたしませんか」と皆様に呼びかけました。
どの場所でも、どんな形でも、どのくらいの長さでも、それぞれご自分の生活に合わせて頂ければという思いで始めた試みです。皆様とお念仏を通してつながっているという事が、押しよせる不安感から救ってくれたような気がいたします。
この疫病退散祈願祭の最後にお念仏をすることで、私たちに、お念仏があってよかった、その思いがさらに強くなりました。

見えないウイルスとの戦いは、まだまだ続きます。油断することなく、しかし恐れすぎることなく、日常を慎重に取り戻していきたいと思います。
アマビエ様に見守られて、極楽寺の夏の行事はこれからが本格的に始まります。
今回の、疫病退散祈願祭は、無観客ならぬ「無参詣者法要」でしたが、これを区切りとし、今後の行事は、感染予防を行いながら、皆様にお参りを頂けるようにと進めてまいります。
間もなくお送りする華頂誌のお便りや、このブログ、そして行事ご案内に詳細をご説明していきたいと思います。
今までと全く同じというわけにはいきませんが、皆様が安心して夏の行事にご参加いただけるようにと務めてまいります。
どうぞ、皆様のご参詣をお待ち申し上げております。