お墓の盆花やお供物片付け

寺方がお経をあげてお墓を回り終えた後は、一斉に花片づけが始まります。写真を見てもわかるように、どの花も生き生きして元気です。例年は暑さと乾燥でカラカラに乾いているものですが、ことしはほとんど傷んでおらず、片付けてしまうのがもったいないほどでした。しかし、御供物は連日の雨でドロドロになり、ナメクジさんも出てきており、またお花も枯れていないので重さがそのままで、片付けるのは大変でした。袋をいっぱいにしないで半分くらいの分量でまとめて行きました。

例年の作業で皆手慣れたものです。片付ける者、運ぶ者と役割分担をして全部のお墓を綺麗にしていきます。すっきり綺麗になったお墓に、翌日の16日に、それぞれのご家庭から送られて御精霊様がお帰りになります。どんな懐かしい語らいがあったでしょうか。好物の御供えもきっとあったでしょう。「ご先祖様が一人でも欠けていれば今のこの私はいない」その思いが強くなるのがお盆やお彼岸などです。

「また来年までこの墓地でお休みください、こちらは元気で頑張ります」そんな気持ちで墓地を綺麗にいたしました。